岸田首相が原発の新増設を検討する方針を示したことについて、東北電力の樋口社長は30日、「新型炉の開発についても、機会があれば参画は検討していきたい」と述べました。カーボンニュートラルの実現のためという理由付けには疑問がありますが。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
東北電力社長「新型原子炉開発に参画を検討」岸田総理の方針転換受け
tbc東北放送 2022/10/1
岸田総理大臣が原子力発電所の新増設を検討する方針を示したことについて、東北電力の樋口康二郎社長は9月30日、「新型炉の開発への参画も検討したい」と述べ、前向きな姿勢を示しました。
東北電力・樋口康二郎社長:「将来にわたって原子力は必要だと考えているので、そういう意味で新型炉の開発についても、機会があれば参画は検討してまいりたい」
東北電力の樋口社長は会見で、「まずは既設の原発の再稼働を進めることが大前提で新増設は2030年代以降の話」と前置きしたうえで、将来的な新増設の必要性について言及しました。
東北電力・樋口康二郎社長:「原子力は電力の安定供給とカーボンニュートラルの実現を目指していくうえでは必要だと思っていますし、新型炉についてはより高い安全性を有する」
原発の新増設を巡っては、岸田総理が8月、「次世代革新炉の開発・建設について年末までに結論を出す」と、新増設に舵を切る方針を表明しています。