原子力規制委は規制庁職員4人が法令で定める身分証を持たずに原発や核燃料施設に入構していたことを明らかにし、山中規制委員長は言語道断だとしました。
しかし身分証明書そのものが発行されていなかったということであれば、各人の問題ではなく同組織自体の失態です。
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身分証を持たず…原子力規制庁職員4人が原発や核燃料施設に入構
テレビ朝日系(ANN)2022/10/12
原子力規制委員会は規制庁職員4人が法令で定める身分証を持たずに原発や核燃料施設に入構していたことを明らかにしました。
山中委員長:「規制委員会、規制庁が自らそのような違反を犯すのは言語道断であります」
原子力規制庁によりますと、4人のうち3人は核セキュリティー部門の検査官で、1人は核物質の保管量などを調査する査察官です。
検査官3人は去年1月から今年9月まで、身分証を持たずに高浜原発など合わせて10カ所の原発や核燃料再処理施設などに入構していました。
また、査察官も同様に、今年2月から9月に廃止措置中のウラン濃縮施設に入構していました。
身分証明書そのものが発行されていなかったということです。
規制庁は身分証の発行を人事課に一元化するなどして再発防止に務めるとしています。