IAEA事務局長がプーチン氏と会談、ザポリージャ原発周辺に「安全地帯」設置求める
読売新聞 2022/10/12
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は11日、ロシアでプーチン大統領と会談し、ウクライナ南部ザポリージャ原子力発電所周辺に早期に「安全保護地帯」を設置するよう求めた。露側は協議の内容を明らかにしておらず、事態が進展するかは見通せていない。
タス通信などによると、ザポリージャ州の親露派トップは12日、ウクライナ軍が同原発周辺から部隊を後退させることが「安全保護地帯」設置の条件だと主張した。
一方、プーチン氏は13日、国際会議出席のために訪問するカザフスタンで、トルコのタイップ・エルドアン大統領と会談する見通しだ。トルコはロシアとウクライナの外交交渉を仲介する立場を示している。