原油やLNG(液化天然ガス)の輸入価格が円安によって急上昇しています。12月から規制料金の上昇が撤廃されることで家庭の電気料金がどれほど値上がりするのか、福島テレビが試算しました。
まず11月分で計算しても、標準的な家庭で約月2000円上がり、オール電化の家庭だと、月4000円前後上がります(1ドル134円ベース)。12月分はさらに円安が進むので料金の上昇分はもっと増える見込みです。
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円安で電気料金はどうなる? 《東北電力・燃料費調整額》12月分から上限撤廃
福島テレビ 2022/10/18
円安は家庭の電気料金にも大きな影響が出そうだ。
それが東北電力の『燃料費調整額』
発電に使用する原油などの値段が上がると、電気代に上乗せされている料金がある。
原料は輸入に頼っているから、円安であれば燃料費も上がるということ。
ただ、これまではこの調整額に上限があった。
「燃料費価格の大幅な上昇による大きな影響を和らげるため」だったが、12月の請求分から上限が撤廃される。
<どれくらい上がるのか?>
11月までは1kWhあたり3・47円で上限が続いた。
ただし、上限を無視すると、11月分は10・98円…標準的な家庭モデルで計算すると、約2000円上がる計算だ。
オール電化の家庭だと、月4000円前後上がる計算。
しかし、この11月分は1ドル134円で算出されていて、今148~149円台なので、今後は、より上昇することが懸念される。
福島県内の家庭などでは、自由料金プランに契約している27万口、約24%が対象となる。