福島原発の建屋周辺の井戸から汲み上げた水を浄化して海に放流する計画をめぐり、いわき市漁協は12日、理事会を開きました。
しかし反対が多数を占めたため、結論を出すのを見送りました。
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いわき市漁協、結論見送り 浄化地下水海洋放出「反対」大勢占める
福島民報 2015年6月13日
東京電力福島第一原発の汚染水低減対策で建屋周辺の井戸「サブドレン」からくみ上げた地下水を浄化して海に放流する計画をめぐり、いわき市漁協は12日、市内の県水産会館で理事会を開いた。計画に対する意見の集約に努めたが、反対が大勢を占めたため結論を見送った。
理事会は冒頭以外非公開で開かれた。矢吹正一組合長は理事会終了後、「(計画受け入れに向けて)一歩でも進みたかったが残念」と述べた。市漁協は近く、組合員を対象にした初めての福島第一原発への視察を行う方針。