東京新聞 2015年6月16日
中部電力が原子力規制委員会に浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)の審査を申請したことについて、静岡県の川勝平太知事は16日、記者団に「申請は再稼働と結びついたものではない」と表明した上で、使用済み核燃料プールの空き容量が少なく、合格しても再稼働できる状況にはないとの認識を示した。
原発の再稼働には審査合格に加え、立地する自治体の「地元同意」が必要とされる。川勝氏は「中部電は安全対策に力を入れてきた」と評価。今回の審査は対策をチェックしてもらう良い機会だと述べた。
御前崎市では同日、中部電が市議らに審査申請の理由を説明した。(共同)