原子力規制委に「合格」とされた関電高浜原発そばの若狭湾沿岸で、14~16世紀に起きた津波の痕跡とみられる砂層を、福井大などのチームが21日までに確認しました。
若狭湾沿岸では、1586年の天正地震に伴う大津波で大きな被害が出たとの説があり、それが裏付けられた形です。
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高浜原発そばに津波痕跡 規制委、関電に調査促す
東京新聞 2015年6月21日
原子力規制委員会の審査で、2月に「合格」と認められた関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)そばの若狭湾沿岸で、14~16世紀に起きた津波の痕跡とみられる砂層を福井大などのチームが21日までに確認した。
津波の規模は不明で関電は「津波評価や対策に影響を与えるものではない」としている。一方、規制委は取材に対し「安全を脅かす方向につながる情報かどうか留意して、結論ありきではなく検討したい」と関電に調査を促す考えを示した。
若狭湾沿岸では、1586年の天正地震に伴う大津波で大きな被害が出たとの説がある。(共同)