厚労省は19日、福島原発事故の収束作業で被ばくした50代男性の白血病を、業務が原因の労災と認定しました。
高線量下での過酷な作業に伴うものなので十分起こり得ることなのに、僅かに2例目であるということに逆に驚かされます。本当にこの程度で済んでいるのか、実態から乖離しているのではないかと疑われます。
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福島原発作業員の労災認定 2例目、白血病の50代男性
東京新聞 2016年8月19日
厚生労働省は19日、東京電力福島第1原発事故の収束作業で放射線に被ばくした50代男性の白血病を、業務が原因の労災と認定した。第1原発事故の被ばくによる労災認定は2例目。医学専門家による検討会が18日の会合で判断した。
厚労省によると、男性は事故発生直後の2011年4月から、白血病と診断された15年1月までの3年9カ月間、原発構内で機械の修理作業に従事した。積算被ばく線量は54・4ミリシーベルト。現在は通院治療を受けている。
作業中は放射性物質の吸引を防ぐ全面マスク、放射線を通しにくい鉛が入ったベスト、防護服を着用していたという。(共同)