原水禁世界大会国際会議で5日、米核監視団体のトム・クレメンツ代表から「日本は約48トンのプルトニウムの使い道がない。再処理工場を稼働して蓄積を増やすべきではない。高速増殖炉もやめるべきだ」と指摘されるなど、日本の使用済核燃料の再処理について専門家からの批判が相次ぎました。
再処理によってプルトニウムは消費されずに増産される一方なので極めて当然な批判です。
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「再処理が核拡散に」広島の原水禁国際会議で議論
東京新聞 2016年8月5日
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の世界大会国際会議が5日、広島市で開かれた。原発の使用済み核燃料を再処理し、核兵器に転用可能なプルトニウムを使う日本の政策は、韓国や中国との再処理競争を招き、北東アジアを不安定な状況にしかねないとの意見が専門家から相次いだ。
米核監視団体サバンナリバー・サイト・ウオッチのトム・クレメンツ代表は「日本は約48トンのプルトニウムの使い道がなく、再処理工場を稼働して蓄積を増やすべきではない。(プルトニウムを燃料に使う)高速増殖炉もやめるべきだ」と指摘。(共同)