米山知事は、柏崎刈羽原発をめぐり「福島第一原発の事故の検証」、「健康への影響などの検証」、「住民の安全な避難方法の検証」の3つの検証が終わらない限り、「再稼働の議論はできない」としています。
このうち「事故の検証」を行う「技術委員会」はすでに設置されていますが、残る2つの委員会:「健康・生活委員会」と「避難委員会」の委員に大学教授や研究員など9人ずつを選びました。
米山知事は、2つの委員会について来月、第1回目の委員会を開き、その後は2~3か月に1回のペースで開いて1年後には検証内容の中間報告を出したいとしています。
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新設する原発事故の検証委 委員決まる(新潟県)
日本テレビ 2017年8月10日
米山知事は、福島の原発事故とその影響について3つの検証を行う考えで、検証が終わらない限り、柏崎刈羽原発の再稼働の議論はできないと訴えている。10日、米山知事は、検証を行う3つの委員会のうちの2つについて、委員が決まったと発表した。来月、第1回目の委員会を開く予定だ。
東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発をめぐって、米山知事は、「福島第一原発の事故の検証」「健康への影響などの検証」「住民の安全な避難方法の検証」という3つの検証が終わらない限り、「再稼働の議論はできない」という考えを示している。
それぞれの検証を行う3つの委員会のうち、福島第一原発事故を検証する「技術委員会」はすでに設置されている。
そのほか2つの委員会について、米山知事は10日、健康への影響などを検証する「健康・生活委員会」には放射線学や防災学などが専門の大学教授や医師など9人、安全な避難方法を検証する「避難委員会」には交通工学や防災などを専門とする大学教授や研究員など9人を選んだことを発表した。
米山知事は、2つの委員会について、来月、第1回目の委員会を開く考えを示した。その後は2~3か月に1回のペースで委員会を開き、1年後には検証内容の中間報告を出したいとしている。
また、3つの委員会を総括する委員会としては「検証総括委員会」が設けられる。総括委員会のメンバーは、3つの委員会の委員長や副委員長などで構成する方針だという。