福島原発事故発生後の米軍による被災地支援活動「トモダチ作戦」に従事した米人157人が、放射能被爆による被害を受けたとして、東電に50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴しました。
東電は、2013年3月に米国で同種の提訴(原告数239人)を受けており、今回の原告は同訴訟との併合を求めています。
米軍の場合は現地が放射能で汚染されていることを承知で入り込んだもので、福島県の住人たちが何も知らされないまま被爆したのとはわけが違います。それにしては損害賠償額は不明なものの、創設を求める基金は極めて高額です。
東電がどう対応するのか注目されます。
東電がどう対応するのか注目されます。
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「トモダチ作戦」157人が米国で東電を提訴
50億ドルの基金の創設や損害賠償を要求
ロイター通信 2017年08月24日
[東京 24日 ロイター]東京電力ホールディングスは24日、2011年3月の福島第1原発事故発生後の米軍による被災地支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に従事したという米国居住の157人が、放射能被ばくによる被害を受けたとして、50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴したと発表した。
東電によると、157人は今月18日、米カリフォルニア州南部地区連邦裁判所で提訴。損害賠償の請求金額は訴状には記載されていないという。
同社は、2013年3月15日付で米国で同種の提訴(24日時点の原告数239人)を受けており、今回の原告は同訴訟との併合を求めているという。
提訴に対し東電は、「原告の主張、請求内容を精査して適切に対処する」としている。業績への影響は不明だという。(浜田健太郎)