2017年8月16日水曜日

16- 福島第一原発の凍土壁 すべての部分の凍結を認可

 福島原発1号機~4号機の建屋一帯の周囲1・5kmに施工した凍土壁は、すべてを凍結させると地下水の水位が急激に下がる惧れがあったために、山側の幅7メートルほどの区間は凍らせないまま残されていました。
 このほど規制委が、残る部分を凍結させても地下水の水位が急激に下がることはないという見通しを得たので、すべての部分の凍結を行うことを認可しました。
 物理学的にすべての部分がうまく凍るかは疑問ですが。
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福島第一原発の凍土壁 すべての部分の凍結を認可
NHK NEWS WEB 2017年8月15日
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱で、建屋の周囲の地盤を凍らせて地下水の流入を防ぐ「凍土壁」について、原子力規制委員会は15日、すべての部分の凍結を行うことを認可しました。凍土壁は最初の凍結を開始してから1年5か月たって、ようやく完成することになります。
福島第一原発の「凍土壁」は、建屋の周りに埋めたパイプに氷点下30度の液体を流して、長さおよそ1.5キロの氷の壁を作る計画で、地下水が建屋に流入し、放射性物質で汚染された水が増加するのを防ぎます。
 
ただ、すべての部分を凍らせると、建屋の周囲の地下水の水位が急激に下がり、建屋の中の汚染水が漏れ出すおそれがあったため、山側の幅7メートルほどの場所については、凍らせないまま残されていました
 
これについて、規制委員会はすべてを凍結させても地下水の水位が急激に下がることはなく、仮に下がったとしても対策が実施できるなどとする東京電力側の考えを受け入れ、15日、すべての部分の凍結を行うことを認可しました。
東京電力はこれを受けて、近く、残された場所の凍結を始めることにしていて、凍土壁は去年3月に最初の凍結を開始してから1年5か月たってようやく完成することになりました。
 
東京電力は凍土壁が完成すれば、汚染水の発生を大きく減らせるとしていて、規制委員会は完成後の効果を慎重に見極めることにしています。