2017年8月25日金曜日

米山新潟県知事 東電に不信感

 東電が柏崎刈羽原発6、7号機の「再稼働プロジェクト」を社内に設けていたことについて、米山隆一知事は「再稼働ありきではないと言っているわけだから、その通りに行動してほしい」言っていることが本心ではないという前提で見てしまう」と、不信感を表明しました。
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米山知事、東電に不信感 柏崎原発「再稼働プロジェクト」受け
新潟日報 2017年8月23日
 東京電力が柏崎刈羽原発6、7号機の「再稼働プロジェクト」を社内に設けていたことについて、米山隆一知事は23日の記者会見で「(東電は)再稼働ありきではないと言っているわけだから、その通りに行動してほしい」と不信感をにじませた。自身の東電に対する信頼が失われたとも言及した。

 東電は原子力規制委員会に6、7号機の審査を申請する際、県などに再稼働を前提としたものではないと説明していた。東電首脳も記者会見などで「再稼働については言える時期ではない」と繰り返してきた。
 米山知事はこうした経緯を踏まえ、東電が社内で再稼働プロジェクトを進めていることについて「表裏があると感じる」と指摘。対外的な姿勢と内心が一致していない人は信頼できないとして、東電に関しても「言っていることが本心ではないという前提で見てしまう」と話した
 ただ、プロジェクトは東電の社内的な取り組みであることから、「快いとは思わないが、行政として何か言うべきではない」とも述べた。

 再稼働プロジェクトは昨年12月、東電本社と柏崎刈羽原発でスタートし、再稼働に必要な業務の洗い出しや進捗(しんちょく)状況の管理などを行っている。取り組みについて、地元自治体には説明していなかった。