2015年2月1日日曜日

最大0.031ミリシーベルト 福島県水辺活動の被ばく線量

 環境省30日公表したところによると福島県内の河川や湖沼の水辺で子どもが長時間遊んだ場合を想定した被ばく線量は、1日計5時間(水辺で3時間、河川敷で2時間)の川遊びを20日間続けた場合最大で0.031ミリシーベルトになるということです。
 必ずしも大きな値ではないとも言えますが、河川水の汚染は上流域で降雨時などに地面の粒子が微量ずつ懸濁状態で混入することで起きるといわれているので、この状態が相当長期間続くことは明らかです。
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(福島)県内で最大0.031ミリシーベルト 水辺活動の被ばく線量
福島民友ニュース 2015年1月31日
 環境省は30日、県内の河川や湖沼の水辺で子どもが長時間遊んだ場合を想定した被ばく線量の試算結果を公表した。1日計5時間の川遊びを20日間続けた場合でも被ばく線量は最大で0.031ミリシーベルトだった。原発事故以来、県内では水辺のレクリエーション活動が減っているとの指摘があり、環境省は「夏休みの間、子どもが頻繁に水辺で遊ぶと想定した。地域のリスクコミュニケーションに役立ててほしい」としている。 
 対象は汚染の深刻な避難指示区域を除いた県内の水辺で、遊泳や魚釣りなどで3時間、河川敷での散歩やバーベキューで2時間過ごすと想定。河川や湖沼で放射性セシウム濃度が高い場所の水底の土などを1キロ当たり2000~5000ベクレルと設定して試算したところ、周辺の空間線量は最大で毎時0.6マイクロシーベルト、被ばく線量は0.031ミリシーベルト(31マイクロシーベルト)だった。政府は原発事故後、除染などによって年間追加被ばく線量1ミリシーベルトを目指している。 
 試算を公表した有識者会合では、委員から「福島県内で説明する場合には、住民に対し具体的な河川の水辺の線量についても説明する必要があるのではないか」と指摘があった。