福島県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設について、県は地元の同意を前提に、施設への搬入を認める方針を決めました。
内堀雅雄知事は建設予定地の大熊、双葉両町など双葉郡8町村長らと会談して異論が出なければ、搬入を受け入れる見通しです。
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県、中間貯蔵搬入受け入れ決定 24日、地元首長と協議
福島民友ニュース 2015年2月24日
(福島)県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、県は23日、県庁で関係部局長会議を開き、地元の同意を前提に、施設への搬入を認める方針を決めた。県が搬入の是非を判断するために求めた5条件に対し、政府対応がほぼ地元の意向に沿っていると確認した。内堀雅雄知事は24日、建設予定地の大熊、双葉両町など双葉郡8町村長らと福島市で会談して異論が出なければ、搬入を受け入れる見通し。
内堀知事は23日の2月定例県議会代表質問で自民党の杉山純一議員(大沼郡)に対し、5条件への政府対応について「おおむね県や地元の意向を踏まえて対応されている」との見解を明らかにした。その上で、8町村長らとの会談で県の方針を伝え、自ら最終判断する考えを示した。
内堀知事は町村長の了承を得られれば、25日に望月義夫環境相、竹下亘復興相と会談、搬入容認の意向を表明するとみられる。同日に大熊、双葉両町、県、国が安全協定を締結する方向で詰めの調整をしている。