市民団体が行った、高浜原発から30キロ圏の京都府、滋賀県の9市町議会議員を対象にしたアンケートの結果、30キロ圏の自治体に対して再稼働への同意権や住民説明会の開催が「必要」と答えた議員は、いずれも8割前後に上りました。
原発から30キロ圏の自治体の同意権は「必要」が77%、再稼働に関する住民説明会は「必要」が90%でした。
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原発再稼働同意「必要」8割 30キロ圏の京都滋賀9市町議
京都新聞 2015年2月27日
関西を中心に活動する市民団体でつくる「若狭の原発周辺住民ネットワーク」が26日、高浜原発(福井県高浜町)から30キロ圏の京都府、滋賀県の9市町議会議員を対象にしたアンケートの結果を発表した。30キロ圏の自治体に関して、再稼働への同意権や住民説明会の開催が「必要」と答えた議員は、いずれも8割前後にのぼった。
アンケートは9市町議180人を対象に実施し、97人が回答した。
再稼働への同意が福井県と高浜町のみで良いかを尋ねた質問では「そうは思わない」が82人(85%)と最も多く、「それで良い」は6人いた。原発から30キロ圏の自治体の同意権は「必要」が75人(77%)、「必要ではない」は3人だった。
再稼働に関する住民説明会は「必要」が87人(90%)、「必要ない」は4人。30キロ圏内での開催が「必要」と答えたのは81人(84%)、「必要ない」も5人いた。
30キロ圏内の同意権や住民説明会に関する質問に「その他」を選択した議員の中には、自由記入欄に「30キロ圏より範囲を広げるべき」との声もあり、実施団体は「同意権や説明会を求める割合はさらに多い」としている。