全町が避難している福島県浪江町も、17年3月以降に避難指示解除が見込まれているということです。
それに伴い家屋の補修を担う業者が町内に仮事務所を開設するなどの動きが出ました。
これまで放置されていた家屋は傷みが激しく、雨漏りなどもして住める状態にはないということです。
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家屋の補修加速へ 浪江に建設会社が仮事務所
河北新報 2015年7月14日
東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難する福島県浪江町で、家屋の補修を担うなど避難指示解除を見通した動きが出てきた。
総合建設会社「ニーズ」が10日、町内に仮事務所を開設した。土地の造成、住宅の建築までを一貫して請け負う。原発事故後、一時休業を余儀なくされたが、2011年4月、福島市で事業を再開した。
仮事務所には社員3人が常駐。町民が一時帰宅した際、補修の相談に乗れるようにしている。
家屋は雨漏りなどの傷みが激しく、住める状態にはない。町は17年3月以降の避難指示解除を見込んでおり、三瓶浩徳社長(55)は「住環境が整わなければ、解除されたとしても住民帰還は期待できない。一日も早く町民が安心して生活できる環境を整えたい」と話している。