福島第1原発で1~4号機建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、浄化して海に流す計画について、相馬双葉漁業協同組合は27日、実施を容認する方針を決めました。
山側井戸の一部から最近高度に汚染された地下水が確認されましたが、その原因の解明も含めて地下水汚染の問題は何一つ解決されないまま年月だけが経過しています。
今回の処置を行えば建屋内に流入する1日300トンの地下水を半減できるので、その分汚染水対策の負荷を軽減できるのは確かです。
漁業協同組合はそう考えてそれに協力することを決断したものと思われます。
漁業協同組合はそう考えてそれに協力することを決断したものと思われます。
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浄化地下水、放出容認へ=県漁連、8月上旬にも-福島第1
時事通信 2015年7月27日
東京電力福島第1原発で1~4号機建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、浄化して海に流す計画について、原発北部海域の相馬双葉漁業協同組合(相双漁協)は27日、福島県相馬市で理事会を開き、実施を容認する方針を決めた。南部海域のいわき市漁協も同様の方針を決めており、県漁業協同組合連合会(県漁連)は8月上旬にも臨時の組合長会議を開き、計画容認を決定する見通し。
サブドレン計画は汚染水の増加を抑制するため、東電が準備を進めている。理事会後、相双漁協の佐藤弘行組合長は、報道陣に「福島の漁業復興にプラスになる。協力しないといけない」と述べた。漁協は今後、風評対策の実施などを盛り込んだ要望書をまとめ、計画容認の条件とする。
計画では建屋を囲む井戸約40本から地下水をくみ上げ、放射性物質濃度を大幅に下げて海に流す。東電は、建屋内に流入する1日300トンの地下水を半減できるとみており、汚染水対策の柱の一つに位置付けている。