2015年7月17日金曜日

楢葉町が10月から農業用ため池底土の放射性物質除去

 避難指示区域に指定されたため全町民が避難中の楢葉町は、9月5日に避難指示が解除されます。
 同町には27の農業用ため池がありますが、その全ての池の底土に1キロ当たり8千ベクレル以上の放射性セシウムが含まれています。ベータ線を出すストロンチウムなども当然高濃度で含まれています。
 
 町は10月から3年間をかけてその除去に取り組むということです。
 本来であれば避難指示の解除は、少なくともそのあとで出されるべきものなのですが。
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楢葉町が10月から開始 農業用ため池で放射性物質除去
福島民友ニュース 2015年7月16日
 楢葉町は10月から、東京電力福島第1原発事故により汚染された町内の農業用ため池で放射性物質の除去を開始する。事業完了まで約3年かかる見通し。15日、町への取材で分かった。
 町内には27の農業用ため池がある。町によると、町内全てのため池の底土から一般廃棄物として処理できない1キロ当たり8千ベクレル超の放射性セシウムが検出されているという。
 町は今後、ため池の構造や放射性セシウム濃度、周辺の空間放射線量などを測定する基礎調査や工事に関する情報を集める詳細調査を約1年半行った後、適切な方法で除去に取り組む。
 事業が完了するまで約3年間は、木戸川や井出川からの水を農業用水として使うという。