九電川内原発1、2号機の再稼働差し止めの申し立てを却下した鹿児島地裁の決定を不服として、周辺住民らは6日、福岡高裁宮崎支部に即時抗告しました。
同決定は結論ありきのもので、住民の避難計画や火砕流の危険性について正しい判断をしていない※という批判がありました。
※ 5月6日 川内原発再稼動差し止め却下の決定は事実誤認によるもの
これまで20数件の運転差し止め訴訟を、ことごとく国側の立場に立って斥けてきた福島原発以前の司法のあり方に戻って欲しくないものです。
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川内原発、住民ら即時抗告 再稼働差し止め求め
東京新聞 2015年5月6日
九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働差し止めの申し立てを却下した鹿児島地裁の決定を不服として、周辺住民らは6日、福岡高裁宮崎支部に即時抗告した。
住民側弁護団は記者会見し「地裁の決定は論理的に破綻している部分が多い。われわれの意見について判断していない部分もあった。到底受け入れられない。高裁の裁判官には正面から向き合ってもらい、再稼働前に決定を得たい」と述べた。
4月22日の鹿児島地裁決定は「原発の新規制基準は合理的で、基準に適合した川内原発の安全性は確保されている」と判断した。九州電力は夏の再稼働を目指している。(共同)