2015年5月27日水曜日

柏崎刈羽原発 審査終了見通せず 川内原発、7月下旬に再稼働へ

新潟日報 2015年5月26日
 九州電力は25日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を7月下旬に再稼働させる方針を明らかにした。2号機については9月下旬の再稼働を目指し、原子力規制委員会に使用前検査を申請した。
 
 規制委は同日、原発の運転管理ルールを定めた川内原発の保安規定について、27日の定例会合で議論すると発表した。認可されれば川内1、2号機の再稼働に必要な全ての許認可が完了する。
 
 新潟県内では、東京電力柏崎刈羽原発は全7基のうち、6、7号機については原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査が続いている。規制委は、敷地内外の断層の活動性や「フィルター付きベント」など設備面を審査している。ただ、現時点では審査の終了時期は見通せない。
 
 東電は1、5号機についても安全対策を進めているが、審査申請の時期は未定。2~4号機は2007年の中越沖地震以降停止中。