東電の小早川智明社長は27日、新潟県庁を訪れ米山隆一知事と会談しました。
社長は柏崎刈羽原発について「再稼働は必要だと考えている」と述べましたが、米山知事は「安全確保がされない限り、再稼働に対しイエスというつもりはない」と従来の主張を繰り返しました。そして県が独自に進める福島第1原発の事故原因などの検証作業に改めて協力を求めました。
短い記事ですが、知事が県民に約束した通り、全くぶれずに東電に対応していることが分かります。
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東電社長が新潟知事と会談 知事「再稼働イエスない」
日経新聞 2017年10月27日
東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は27日、新潟県庁を訪れ米山隆一知事と会談した。同県に立地する柏崎刈羽原子力発電所について「再稼働は必要だと考えている」との立場を示したが、米山知事は「安全確保がされない限り、再稼働に対しイエスというつもりはない」と従来の主張を繰り返した。
両者の会談は、同原発6、7号機について原子力規制委員会が再稼働の前提となる安全審査に事実上の合格を認めてから初。小早川社長は安全審査の過程で原発を運転する上での「適格性」を問われ、規制委に説明した内容を地元自治体にも報告に訪れた。
同社長は今後、福島第1原子力発電所の廃炉作業の着実な遂行や安全性向上に取り組む決意を表明した。米山知事は「(自身は)抽象的な適格性の判断に対して是とするタイプではない。具体的な取り組みから判断されることだ」と述べた。その上で県が独自に進める福島第1原発の事故原因などの検証作業に協力を改めて求めた。