敦賀原発と同様に敷地内に活断層がある疑いが指摘されている高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の現地調査が、17、18日に行われることになりました。
「もんじゅ」は高濃度のプルトニウムを核燃料として用い、その冷却材に液化ナトリウムを使います。液化ナトリウムは水に接触すると爆発するため、万一事故が起きたとしても水は使えません。 事故時に果たして有効な対応策があり得るのかも不明です。
高速増殖炉は40年以上も前に先進国で一斉に取り組みました。しかし非常に危険であるために、海外ではその後全ての計画が中止になりました。
そんななか日本だけは当初の計画の通り現在まで開発を継続してきましたが、いまだに完成はしていません。
そんななか日本だけは当初の計画の通り現在まで開発を継続してきましたが、いまだに完成はしていません。
これまで掛かった建設費は当初予算倍増の1兆800億円、維持管理費は装置が停止中の現在でも1日5,500万円という信じられないような金額が掛かり続けるという、最大の金喰い虫です。
早々に廃炉にするのが、あらゆる意味で得策です。
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もんじゅ17、18日調査=断層問題で規制委
時事通信 2013年7月11日
原子力規制委員会は11日、敷地内に活断層がある疑いが指摘されている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の現地調査を17、18日に行うと発表した。活断層の可能性を否定できなければ、もんじゅは廃炉を迫られることになる。
もんじゅの原子炉建屋直下には複数の破砕帯があるほか、敷地近くには長さ約15キロの活断層「白木-丹生断層」が通っている。規制委の専門家調査団は、同機構が掘った試掘溝や、ボーリング調査で採取した試料などを観察する予定。