2015年1月9日金曜日

もんじゅ3月末までに解除を|IAEA、柏崎刈羽原発評価へ|九電社長玄海3、4号機15年中再稼働と

  原研究開発機構の松浦郎理事長は、事実上の運転禁止命令が出ている高速増殖炉もんじゅについて「3月末までに、命令を解除してもらえるよう最大限努力する」と述べました。もんじゅは液化ナトリウムを熱媒体に使う極めて危険な装置です。
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 柏崎刈羽原発6、7号機について、国際原子力機関(IAEA)の運転安全評価チームによる調査が実施されることが決まりました。同チームは国際的な基準に照らして安全対策などを評価し助言しまが、IAEAはもともと原発推進の組織です
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 九州電力の瓜生社長は佐賀県玄海町の岸本町長と会い、玄海原子力発電所3、4号機の今年中の再稼働を目指す方針を伝えました。また岸本町長は瓜生社長に対して、改めて玄海3、4号機の早期の再稼働を求めました。
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もんじゅ、3月末までの解除を 原子力機構理事長が目標
東京新聞 2015年1月7日
 日本原子力研究開発機構の松浦祥次郎理事長は7日、福井県庁で記者会見し、事実上の運転禁止命令が出ている高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について「3月末までに、命令を解除してもらえるよう最大限努力する」と決意を述べた。
 松浦理事長は同日、年頭あいさつのため、福井県の西川一誠知事を訪問。昨年9月末までだったもんじゅの集中改革期間を半年延長したことに関し「ご心配を掛け、申し訳ない」と話すと、西川知事は「ラストチャレンジだと思って取り組んでほしい」と応じた。(共同)
 
 
IAEA、柏崎刈羽原発評価へ 審査中の6、7号機を調査・助言
東京新聞 2015年1月7日
 経済産業省は7日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)で、国際原子力機関(IAEA)の運転安全評価チームによる調査が実施されることが決まったと発表した。近く準備会合を開き、具体的な実施時期を決める。
 同チームは原発などの安全性向上のため、加盟国の要請を受けてIAEAが派遣。国際的な基準に照らして安全対策などを評価し助言する。
 東電は2013年9月、柏崎刈羽6、7号機の再稼働を目指し原子力規制委員会に新規制基準への適合審査を申請した。しかし過酷事故を起こした福島第1原発と同じ沸騰水型原発で、審査には時間がかかりそうだ。(共同)
 
 
九電社長「玄海3、4号機の15年中再稼働目指す」 町長に伝達 
日経新聞 2015年1月8日
 九州電力の瓜生道明社長は8日、佐賀県玄海町の岸本英雄町長と会い、玄海原子力発電所3、4号機(佐賀県玄海町)の今年中の再稼働を目指す方針を伝えた。原子力規制委員会による玄海3、4号機の安全審査は終盤に入っている。岸本町長は瓜生社長に対して、改めて玄海3、4号機の早期の再稼働を求めた。
 
 瓜生社長は今年10月に運転開始から40年を迎える玄海1号機に関して、廃炉を検討していることを岸本町長に伝えたこともわかった。