25日、川内原発再稼動に反対する集会が鹿児島市で開かれ、全国各地から約3000人が参加しました。
集会後、参加者は市内を約2.5キロにわたりデモ行進しました。
また前日の24日には、毎金曜日、「原発ゼロ」を求める「金曜行動」を行っている人たちの全国交流集会が、川内原発地元の薩摩川内市で開かれました。
集会では、火山物理学者の須藤靖明さんが講演し、川内原発の再稼動問題で特に危険視された「火山リスク」について動画などを用いた説明がありました。
その後の活動報告では全国の様々な脱原発の取り組みの経験が紹介されました。
毎日新聞としんぶん赤旗の記事を紹介します。
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川内原発:鹿児島で再稼働反対集会
毎日新聞 2015年01月25日
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働反対を訴える集会が25日、鹿児島市であった。2014年11月に伊藤祐一郎知事が再稼働に同意して以降、初の大規模集会で、全国各地から約3000人(主催者発表)が参加した。県内約90の市民団体で作る実行委の主催。集会後、参加者は市内を約2.5キロにわたりデモ行進した。
「原発再稼働許さない」「金曜行動」全国交流会開く 鹿児島・薩摩川内
しんぶん赤旗 2015年1月25日
今春にも再稼働が狙われる九州電力川内(せんだい)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で24日、「原発ゼロ」を求め毎週金曜日に行われている「金曜行動」の全国交流会が開かれました。かごしま反原発連合(岩井哲代表)が主催し、「全国の力を結集し、金曜行動の底力を見せよう」と決意を固め合いました。
火山物理学者の須藤靖明さんが講演し、原発の「火山リスク」について解説。噴火の動画や火砕流、火山灰の到達範囲を地図で示し、川内原発が過酷事故に至る危険性を説明しました。
活動報告では、参加者が「九電関連の業者など表だって声を上げられない人も多く、困難はあるが、行動を貫くことが大事」(薩摩川内市)、「知事の再稼働同意に『いても立ってもいられなかった』と(参加した)若いお母さんもいる」(同県霧島市)などと発言。県庁や電力会社本店、原発ゲートの前での集会、横断幕を掲げた行進「再稼働反対ウオーク」などの取り組みが紹介されました。
「再稼働阻止全国ネットワーク」の柳田真共同代表は「川内も、次に続く(関西電力)高浜(原発)も、再稼働は許さない。最大のヤマ場に来ており、一緒に盛り上げましょう」と呼びかけました。
東京から駆け付けた女性(67)=出版社社長=は「お互いの行動を知り、横につなげて、大きな再稼働阻止のエネルギーにしたい」と語りました。