2015年1月19日月曜日

日・韓・台の若者 韓国で「脱原発」を訴える

 今年、広島、長崎への原爆投下から70年を迎えるのに合わせ、日本、韓国、台湾の青年活動家約10人が18日、韓国で記者会見し「脱原発」を訴えました。
 
 青年たちは、韓国の新古里原発3・4号機で起した電気を送るための送電線・送電塔の建設工事に反対し、古里1号機など老朽化した原発再稼動すべきでないと訴えました。
 また福島原発事故後、日本国内の原発が運転を停止しているにもかかわらず、安倍内閣が原発再稼動させようとしていることを批判しました。
 
 韓国の聯合ニュースを紹介します。
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韓日台の若者 韓国で「脱原発」訴え
(韓国)聯合ニュース 2015年1月18日
【密陽】韓国、日本、台湾の青年運動家約10人が18日午後、韓国南部の慶尚南道密陽市内で記者会見し、「脱原発」を訴えた。
 
 運動家らは新古里原発3・4号機(蔚山市蔚州郡)で生産した電気を送るため同市内を通る送電線・送電塔の建設工事に反対を表明した。また、韓国政府に対し古里1号機など老朽化した原発の再稼動を進めてはならないと訴えた。
 
 また、2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、日本国内の原発が段階的に運転を停止し、現在は全ての原発が稼動していない状況にもかかわらず、安倍内閣が原子力規制委員会の安全審査に合格した原発の再稼動を認める方針を示していることを批判した。
 
 運動家らは「核を制御する唯一の解決策は地球規模で核を廃絶することだ」と訴え、韓国、日本、台湾の若者約600人の署名が入った宣言文を朗読した。
 
 記者会見は今年、広島、長崎への原爆投下から70年を迎えるのに合わせ開かれた。福島原発事故当時に福島に住んでいた日本の大学生も参加した。