2015年1月20日火曜日

松戸市甲状腺検査結果 結節・のう胞ありが高率

 松戸市が昨年行った甲状腺超音波検査の結果を公表したので紹介します
 2012年に福島市で行った検査結果と各レベルの比率で比較すると下表のようになります。
 
判 定
松戸市比率 [%]
福島市比率 [%]
A1
24.4 
56.3
A2
74.4 
43.1
B
1.2 
0.6
C
0.0 
0.0 
対象人数
86人
42,060人
調査日
 2014.6~12
2012.5~8
 
 松戸市の対象人数がまだ非常に少ないという点がありますが、レベルA2、Bが福島市よりも大幅に増えています。これは被曝してからの日数が大幅に違っていることによるのかも知れません。
 いずれにしてもこの結果は、過日の福島県の検討委員会で出されて批判された一部の意見のような、放射能の影響は同心円状に外側にいくほど減じるので県外については調査をする必要がないという見解を否定しています。
 むしろ県外のそれも広い範囲において、出来るだけ早急に甲状腺超音波検査をする必要がありそうです。
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松戸市甲状腺超音波検査判定結果
松戸市役所 2015年1月13日
 松戸市では、平成26年6月1日(日曜)より甲状腺超音波検査を実施し、その費用の一部助成をしています。これまでに検査を受けた方の判定結果をお知らせします。
甲状腺超音波検査判定結果
            (平成26年6月1日から平成26年12月31日) 
 
判定内容
判定結果
 
A1
結節(しこり)やのう胞(液体が入っている袋のようなもの)は認められなかったもの
経過観察不要
21
A2
結節(5.0mm以下)またはのう胞(20.0mm以下)を認めたもの
経過観察不要
64
B
結節(5.1mm以上)またはのう胞(20.1mm以上)を認めたもの
経過観察
1
C
甲状腺の状態などから判断して、二次検査が必要なもの
専門病院を紹介
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