2015年1月29日木曜日

もんじゅ、未点検機器約7千点に 報告書で不備

東京新聞 2015年1月28日
 日本原子力研究開発機構は28日、事実上の運転禁止命令が出ている高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、昨年12月に原子力規制委員会に提出した機器保全計画の見直し報告書に不備があり、未点検機器が約500点増え、7千点近くに上ると明らかにした。
 
 敦賀市役所で記者会見した機構幹部は「確認が甘かった」と謝罪した。
 機構によると、不備があったのは禁止命令解除に必要な報告書で、保安規定の変更申請とともに昨年12月、規制委に提出した。その後確認作業を進めると、1次系ポンプに関する機器などが未点検の数に含まれていなかったことが分かった。共同)