東電は8月末に福島原発に接近した台風による大雨の影響で、「凍土遮水壁」の2カ所で温度が1度を超え凍土壁が溶けたと発表しました。追加工事を9月中に終え、0度以下に温度を下げるとしています。
大雨が降ると凍土壁の一部が解けることは事前に予想されていたことなのでしょうか。一度溶けると回復に1ケ月も掛かるというのも俄かには納得できないことです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
福島原発 凍土壁の2カ所溶ける 台風影響、追加工事急ぐ
毎日新聞 2016年9月1日
東京電力は1日、福島第1原発に接近した台風による大雨の影響で、汚染水対策「凍土遮水壁」の2カ所で温度が上昇し、凍土壁が溶けたような状態になったと発表した。追加工事を9月中に終え、0度以下に温度を下げるとしている。
凍土壁は原子炉建屋に流れ込む地下水を減らすため、建屋周囲の地中を壁状に凍らせる対策。
東電によると、台風7号が接近した8月17日以降、大雨で地下水が増え、4号機南側と3号機東側で土中の温度が1度を超えた。担当者は「雨水の通る道があるのだろう。2カ所で(凍土壁が)一度溶けたようだ」と説明した。(共同)