柏崎市で3日に行われた「なくそテ2016柏崎大集会」は1300人の参加者を集め、成功裏に終わりました。
そこでメインイベントの講演「原発立地県からの発信 脱原発8つの理由」を行った湖西市長の三上元さんは、4日付のご自身のブログに、「柏崎市で1300 人の集会。そこで45分のスピーチ。」と題して、講演で、泉田知事が突然10月の知事選に出馬しない意向を表明したことについて、「泉田氏ではない別の脱原発派の候補を立てても勝てない。泉田知事に是非立候補して欲しい」として、そのために3日間考えた具体的な方策について語ったことを載せました。
実際講演の前半 半分ほどがその話で占められました。以下にそのブログを紹介します。
また当日配られた三上氏作成のリーフレットに「脱原発 8つの理由」が簡単にまとめられていますので、その部分も併せて紹介します。
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ブログ426、柏崎市で1300 人の集会。そこで45 分のスピーチ。
湖西市長 三上元の選択 2016年09月04日
9月3日に柏崎市で企画された脱原発大集会である。この集会はこの秋に3つの選挙がある新潟県の選挙を意識しての集会だった。原発が存在する柏崎市と刈羽村の首長選挙に原発反対の首長は難しいので、県知事選挙を意識する集会だった。ところが、8月30日午後に泉田知事が突然、立候補しない、と記者会見したから、私はこの3日間真剣に考えた。そして、泉田裕彦知事に思い直して立候補してもらいましょう、を訴えることに決めた。先ず、菅直人元総理に、立候補するように説得して欲しい旨、電話した。返事は、親しい関係ではないので難しい、であった。次に小泉元総理に親しい城南信用金庫の吉原さんに電話した。小泉さんに泉田裕彦さんを説得して欲しい旨を依頼した。返事は、来週お会いして頼んで見ます、だった。可能性はゼロではない、説得できるかもしれない。小泉さんが新潟に出向いてくれるなら、そして菅直人元総理が一緒に出向いてくれたなら、思い直してくれる可能性はある。
それを、この集会で報告した。これから新たな候補者を立てて勝てる訳がないでしょう。泉田知事が立候補するために、皆さんもメールしてください。デモをしてください、と訴えた。何回も拍手が起きる盛り上がりだった。感謝。
集会のあとで、森ゆう子さんと小沢一郎さんに頼んで見ます、と言ってくれた人がいた。翌日の新潟日報はカラー写真つきで報じ、朝日新聞はカラー写真ではないが紙面を新潟日報以上に割いて報じてくれた。
泉田さん、前言を撤回し立候補してください。泉田さんが立候補しないなら知事選挙は負けに決まっています。 感謝!三上元 拝。
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脱原発 8つの理由(湖西市長三上元さんのリーフレットより)
1.人間にはミスがあります。想定ミスも、操作ミスも。
ミスゼロのことを、神業といいます。私たちは神様ではありません。福島原発は想定の甘さという大きなミスを犯してしまいました。
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2.テロや飛行機の墜落という想定を全くしていません。
2001年の9.11米国テロを見て、私は「原発をやめよう」の発言を開始しました。
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3.戦争になれば、標的になります。
今や戦争はミサイル時代。その標的とされる原発をなくす事が国防の第一です。
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4.日本は地震大国、津波大国。
日本は活断層だらけの国。神戸のような直下型地震が発生すれば、日本全土が汚染されます。
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5.原発は安価ではありません。
事故の損害賠償保険に加入する事を義務づければそのコストの高さに驚きます。そして、10万年の保管コストです(にれは裏面を見て下さい。)
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6.使用済み核燃料の処分先が日本にはありません。
10万年先まで保管する場所を決めた国はフィンランドだけ。アメリカやフランス、ドイツも未だ決められないのです。地震大国日本にはそんな場所はありません。
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7.原発こそ環境破壊の元凶です。
原発で生まれた熱エネルギーは1/3しか電気に変換できません。残リ2/3は、海温を上昇させ地球温暖化の主要因なのです。1秒に70トンの海水の温度を7°C上げて放出します。青森県・岩木川級の水量です。
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8.原発作業労働者の管理はあまりにも杜撰です。
「テロリストが入ってくるかもしれない』という慎重さは無く、個人別の被曝歴管理も不十分。作業は下請けの下請けへと出して賃金はピンハネの構造です。
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