新潟県知事選で、「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」は23日、記者会見し、米山隆一氏(49)=前民進党衆院5区総支部長=を擁立すると発表しました。
同席した米山氏は、立候補するに当たり、原発再稼働問題については「福島原発事故の検証無くして原発再稼働の議論は出来ない」という泉田路線を継承し、TPPについてはその問題点を国に対して 堂々と主張していくとするなどの強い決意を述べました。
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新潟知事選に米山氏擁立 市民と野党そろって会見
しんぶん赤旗 2016年9月24日(土)
新潟県知事選(29日告示、10月16日投票)で、「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」(共産、社民、生活、新社会、緑の5党、市民団体などで構成)は23日、記者会見し、米山隆一氏(49)=前民進党衆院5区総支部長=を擁立すると発表。米山氏は強い決意を述べました。
会見には、日本共産党県委員会の樋渡士自夫委員長、社民党県連の小山芳元代表、生活の党の森裕子代表(参院議員・無所属)、市民連合の馬場秀幸弁護士らが同席しました。
米山氏は、同会から出馬を要請されましたが、民進党県連が自主投票を決めたため、いったん出馬を見送りました。市民らの強い要請を受け翻意し、同党に離党届を提出し、無所属での立候補となりました。
米山候補は「県民の命と財産を守り、子どもたちの未来、ふるさとのさらなる発展のためこの身をささげたい。世界最大の柏崎刈羽原発を擁する新潟県として、泉田裕彦知事の『福島原発事故の検証なくして、再稼働の議論はしない』との路線を継承し、県民の安全・安心を確保する」と力説。さらに「医師・弁護士の経験を生かし、子育て支援、医療、介護、福祉の充実をはかる。新潟の農業を守るため、TPP(環太平洋連携協定)では県民の意思を主張していきたい。情報公開を強め、県民と対話していきたい」と述べました。
知事選には、前長岡市長の森民夫氏(67)=自民、公明党推薦=が立候補表明しています。
米山氏の略歴 新潟県魚沼市出身。東大医学部卒で医師、弁護士。05年、09年、12年の衆院選新潟5区から立候補。13年参院選新潟選挙区にも立候補していました。
新潟県知事選挙立候補 決意表明
23日の記者会見で、米山隆一氏は県知事選挙に立候補するに当たり、次のように決意表明をしました。(森ようこホームページより転載)
米山隆一です。
この度、新潟県知事選挙に出馬することを決意いたしました。
新潟県の「新しいリーダー」として、県民の命と財産を守り、子どもたちの未来のために、ふるさと新潟県の発展のため この身を捧げたい。
世界最大の原子力発電所を擁する新潟県の代表として、「福島原発事故の検証無くして原発再稼働の議論は出来ない」という泉田路線を継承し、住民の安全安心を確保するとともに、再生可能エネルギーなど新しいエネルギー産業で地域経済を活性化していく。
医師・弁護士として、この地域の人々に寄り添いながら活動してきた経験をいかし、「子育て支援、医療、介護、福祉の安心・充実 日本一の新潟県」を目指していきたい。
来週召集される国会で審議されるTPPは、農業や医療など様々な分野に大きな影響を及ぼすにもかかわらず、情報が全く公開されていない。米どころ新潟を代表して、地域の農業を守る立場で TPPの問題点を国に対して 堂々と主張していく。
新潟には「日本海側の表玄関」として発展する大きなポテンシャルがある。そのポテンシャルを最大限発揮できるように、県庁職員及び、県内外の英知を結集したい。また、情報公開を徹底し、県民との対話の場を出来るだけ多く設け、その声を県政に反映し、県民の豊かなアイディアを新潟県発展と県民生活向上にいかしたい。