2018年11月6日火曜日

美浜原発で避難訓練 長浜市木之本・高時地区

 4日、福井県・美浜原発の事故を想定した避難訓練が長浜市で行われ、木之本町高時地区の住民ら320人が参加し、「スクリーニング」などを体験ました。
 参加した住民が「屋内退避の時に、自宅でも放射線量を測れる機器の必要性を感じた」と話しましたが、それは尤もなことです。
 事故後、自治体が地域の放射線レベルを必要な緻密さで監視出来、確実に地域住民に知らせてくれる保障が得られなければ、住民は自己防衛するしかないので、各戸に測定器が配布されるべきです
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美浜原発事故想定し対応確認 木之本・高時地区
中日新聞  2018年11月5日
 関西電力美浜原発(福井県美浜町)の事故を想定した避難訓練が四日、長浜市木之本町であり、一部が原発三十キロ圏内に入る高時地区の住民と関係機関の三百二十人が緊急時の対応を確認した。
 放射性物質が放出されたとの連絡を防災行政無線で受けた住民らは、いったん自宅など屋内に退避。その後、地域で声を掛け合い、バスや徒歩で高時小体育館に一次避難した。
 会場では放射性物質が体に付着していないか調べる「スクリーニング」も体験。一列に並んだ住民たちは一人ずつ順番に、測定用のゲートを通った。甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の服用方法の説明も受けた。
 参加した同市木之本町川合の太田重吉さん(68)は「知らなかったことが多く、勉強になった。屋内退避の時に、自宅でも放射線量を測れる機器の必要性を感じた」と話した。市は福島第一原発事故が発生した二〇一一年以降、原発三十キロ圏内の地区を対象に毎年訓練を実施している。(渡辺大地)

美浜原発事故想定し対応確認 木之本・高時地区 
放射性物質の測定用ゲートを通り、被ばく検査を受ける参加者ら=長浜市高時小で