福島原発3号機の使用済み核燃料プールで燃料取扱機が動作確認中に自動停止し、模擬燃料が水中で22時間つるされたままになったトラブルは、遠隔操作に必要な伝送装置の一部が図面に反映されておらず、別の作業中に気付かずに電源を切ったための人為的ミスでした。
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福島原発のトラブルは人為的ミス 燃料取扱機の自動停止問題
中日新聞 2018年11月14日
東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで燃料取扱機が動作確認中に自動停止し、模擬燃料が水中で約22時間つるされたままになったトラブルについて、東電は14日、原因は遠隔操作に必要な伝送装置の一部が図面に反映されておらず、別の点検作業中に気付かずに電源を切ったためだったと発表した。機器の不具合ではなく、人為的ミスだった。
東電によると、11日午後、模擬燃料をプールから輸送容器まで水中で移動させて入れる一連の手順を確認中に警報が鳴り、燃料取扱機が自動停止した。この日は燃料取扱機の動作確認とは別に、ディーゼル発電機の電源設備の点検をしていた。 (共同)