新潟県の技術委、実証データ求める声 柏崎原発めぐり
日経新聞 2018年11月1日
新潟県は31日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の安全管理に関する技術委員会を開いた。2017年12月に安全審査に合格した6、7号機について、技術委からの質問に原子力規制庁が回答した。原子炉格納容器の破損防止対策や津波などの安全対策について議論。委員からは、より詳細な説明や実証データを求める声が相次いだ。
前回の技術委であがった柏崎刈羽の審査に関する約20の質問に対して、規制庁が回答した。東京電力ホールディングスの関係者も出席。福島第一原子力発電所の報告書に関する説明もされた。議論は予定時間を大幅に超え、3時間に及んだ。
県では柏崎刈羽の再稼働に向け「3つの検証」作業が必要としている。技術委では福島原発事故の原因や柏崎刈羽の安全性などに関して議論していく。