志賀原発で事故想定訓練、石川 富山含め2200人参加
中日新聞 2018年11月11日
石川県は11日、北陸電力志賀原発2号機(同県志賀町)が地震により全電源を喪失し、放射性物質が外部に放出されたとの想定で防災訓練を実施した。富山県や自衛隊など約270機関の関係者や30キロ圏内の住民ら計約2200人が参加した。
訓練は午前7時に震度6強の地震が発生したとの想定で開始。現地対策拠点のオフサイトセンターに北陸電や石川県の担当者らが集まり、国などとつないだテレビ会議で、原子炉や住民避難の状況を確認した。
富山県庁から会議に参加した石井隆一知事は「住民の安全確保に万全を期す。迅速、正確な情報提供を」と呼び掛けた。(共同)