柏崎刈羽原発敷地内で1日に発生した電力ケーブルの火災について、東電の牧野茂徳常務・原子力立地本部長は12日の記者会見で、消防などへの情報提供にミスがあったとして、「心配をおかけしている。おわび申し上げたい」と謝罪しました。
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柏崎原発ケーブル火災 東電常務が謝罪
新潟日報 2018年11月12日
東京電力柏崎刈羽原発敷地内で1日に発生した電力ケーブルの火災について、東電の原子力・立地本部長を務める牧野茂徳常務は12日の記者会見で「心配をおかけしている。おわび申し上げたい」と謝罪した。消防などへの情報提供にミスがあったとし、再発防止策を徹底する考えを示した。
火災では、東電が把握した火元の位置情報が柏崎市消防本部や自前の消防隊に伝わらず、対応が1時間半遅れた。報道各社向けのファクスの送信時にもミスがあり、連絡が遅れた。
牧野常務は「コミュニケーションに課題があり、改善していきたい」と述べた。東電が重大事故に対応できるかを記者に問われると、「今回の例を大事な反省点として、改善に生かしたい」と語るにとどめた。
1日の火災は、ケーブルを収納する地下通路内で発生。緊急時に電源車から原子炉建屋に電気を供給するケーブルが熱で溶けた。