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4.15
小泉氏と細川氏、脱原発で再びタッグ 社団法人設立へ(朝日新聞)
(15日「小泉氏と細川氏が脱原発で再びタッグ」本文記事参照)
3首長「住民感情を無視」 指定廃棄物処分場国50億円交付方針(河北新報)
福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設で、建設地となる5県の立地市町村に対し、環境省が計50億円の交付方針を明らかにしたことをめぐり、県内候補地3市町の反発が強まっている。各首長は「住民感情を無視したばかな話だ」などと憤り、建設反対を貫く考え。一方、村井嘉浩知事は「地域振興策の一つのたたき台」と一定の評価を示した。
県内候補地は宮城県栗原市、加美町、大和町。うち国の詳細調査受け入れを拒否する加美町の猪股洋文町長は「(3候補地を選んだ根拠となる)データを明らかにしないのに、交付金の話が突然出ることに憤慨している」と語気を強める。
町の試算によると、原発事故の影響による農産物などの損害額は24億5000万円。猪股町長は「いくら交付金を出されても建設は絶対に認めない」と強調。その上で「1県当たり10億円で地域が受け入れると考えているようでは、国の認識は甘すぎる」と批判した。
栗原市の佐藤勇市長も「最終処分場の建設というのは、お金の問題ではない」と切り捨てた。「建設場所の選定に難航している今の段階で地域振興策を出すなど、環境省に誠意が感じられない」と不快感をにじませた。
「お金で賛成に転じると思われたとすれば、安くみられたものだ」と突き放すのは大和町の浅野元町長。「町財政は決して潤沢ではないが、それと比較する問題ではない」と語った。
村井知事は14日の定例記者会見で「(国が)たたき台を示したこと自体は否定すべきではない」と述べた。計50億円という規模については「適切かどうかを判断する時期ではない。住民の立場では調査すら認めたくないはず。もつれた糸を解きほぐすのが先だ」と話した。
最大値は飯舘・蕨平 経産省が3地区の「空間線量」公表(福島民友ニュース)
(16日「福島3地域の空間線量を公表」本文記事参照)
4.14
高濃度汚染水200トン余 移送先でない建物に誤送(NHK)
(15日「福島原発 高濃度汚染水203トンを移送先でない建物に誤送水」本文記事参照)
4.13
外務省メール:被ばく情報、矮小示唆し要求 福島自治体に(毎日新聞)
(14日「外務省が矮小化発表を示唆しつつ被曝情報を要求」本文記事参照)
汚染水、最大1トン漏えい=セシウム濃度1640ベクレル-福島第1(時事通信)
東京電力は13日、福島第1原発で放射性物質を含む汚染水が貯蔵されたプラスチックタンクで漏水しているのが見つかり、最大で1トンが外部に流出したと発表した。残った汚染水を測定したところ、放射性セシウムが1リットル当たり1640ベクレル含まれていたという。
東電によると、13日午前8時40分ごろ、巡回中だった協力企業の作業員が護岸から約700メートル離れた場所で、タンクからの汚染水漏えいを発見。タンクの下部には傷があり、汚染水は地中にしみ込んだが、東電は「周囲に側溝がないため、海への流出はないと考えている」と話している。
汚染水には1リットル当たりセシウム134が440ベクレル、セシウム137が1200ベクレル含まれていたほか、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質も1400ベクレル検出された。東電が鋼製タンクの周囲を囲むせき内にたまった水を排出する際の暫定濃度基準値はセシウム134が1リットル当たり15ベクレル未満、セシウム137が同25ベクレル未満などとなっている。
4.12
最低3回消音に 地上タンクの水位計警報音(福島民報)
東京電力福島第一原発で汚染水を貯蔵する地上タンクの水位計の警報音が消音モードになり、水位計の故障に気付くのが遅れた問題で、東電は11日、少なくとも3回、警報が作動したが消音モードのため警報音が聞こえなかったと発表した。
東電によると、消音モードのまま警報が作動したのは7日午後1時ごろから8日午前9時ごろまでの間の3回。水位計の故障の他、水の移送作業による水位低下で作動した。汚染水の漏えいなどはなかった。東電は消音モードになった原因について「作業員が監視用パソコンの操作を誤った可能性が高い」としている。
基準値超でも継続 地下水くみ上げで東電(福島民報)
東京電力福島第一原発の「地下水バイパス」計画で、東電は11日、地下水をくみ上げる井戸で放出基準を超える放射性物質濃度が検出された場合でも、くみ上げを継続すると発表した。
東電は、くみ上げた後に9つある一時貯留タンク(1つ当たりの容量1000トン)に地下水をためて濃度を測定する。放出基準に近づいた場合は、比較的高い濃度が検出されている井戸からのくみ上げを停止する方針。12本ある井戸1本ごとの濃度では、くみ上げ停止を判断しないとした。
東電は県庁で10日に開いた記者会見で、地下水のトリチウムが放出基準の1リットル当たり1500ベクレルを超えた場合の対応について「井戸のくみ上げを停止する」といったんは説明。しかし、同日中に「傾向を監視するため、くみ上げを継続する」と訂正した。その後、「方針は決まってない」と再び修正するなど説明が二転三転していた。
県漁連の野崎哲会長は11日、「(放出基準の)運用方針の説明に不透明な部分があった。地下水が基準を上回る状況を想定した上で、慎重に対応してほしい」と求めた。
4.11
東電、2億8千万ベクレルに修正 昨年8月の汚染水漏れ(東京新聞)
東京電力は11日、福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、修正した測定値を発表した。昨年8月にタンクからの漏えいが発覚し、当時1リットル当たり8千万ベクレルと発表した汚染水は、2億8千万ベクレルと大幅に上方修正した。
この時の漏えい量は約300トンで、一部が外洋に流出、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目に当たる「レベル3」とされた。
当時の試料は残っていなかったが、理論式に当てはめて濃度を算出。東電はこの結果を11日に開かれた原子力規制委員会の作業部会に提出した。(共同)
井戸からトリチウム1300ベクレル 排出基準に迫る濃度(福島民友ニュース)
東京電力福島第1原発の汚染水対策の柱の「地下水バイパス計画」で、東電は10日、12本あるくみ上げ専用井戸1本の水から放射性トリチウム(三重水素)が過去最高の1リットル当たり1300ベクレル検出されたと発表した。東電が地下水を海に放出する際のトリチウムの基準同1500ベクレルに迫るが、東電は地下水の汚染が今後も進む可能性を示唆した。
同計画は、5月中旬に見込む地下水の海洋放出に向け、9日にくみ上げが始まったばかりで、原因究明と対策が急がれる。しかし東電は基準を超えた井戸の対応について「くみ上げを継続するか、停止するかは未定」としており、危機管理の不備が厳しく問われる。
専用井戸は南北に12本が並び、過去最高値のトリチウムが検出されたのは南端の井戸。この井戸の約100メートル西側(山側)には、昨年8月に高濃度の汚染水約300トンが漏えいした地上タンクがある。東電は、漏れ出した高濃度汚染水の影響で、井戸のトリチウム濃度が上昇した可能性が高いとしている。
もんじゅ検査で虚偽報告の疑い 新たに未点検機器(東京新聞)
(12日「高速増殖炉「もんじゅ」 虚偽点検報告の疑い」本文記事参照)