2014年4月30日水曜日

過去最高トリチウム7300ベクレル検出 福島原発地下水

 
 28日、昨年8月に高濃度の汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの観測用井戸1本の地下水(26日採水)から、放射性トリチウム(三重水素)が過去最高値の1リットル当たり7300ベクレル検出されました。
 この下流(東側)にバイパス用地下水汲み上げ井戸があるので、その汚染が懸念されます。
 
 東電によれば、昨年8月にタンクから漏れた汚染水が影響している」ということで、今後も濃度を継続的に監視していくとしています。
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過去最高7300ベクレル検出 第1原発・漏えいタンク東井戸
福島民友ニュース 2014年4月29日
 東京電力は28日、昨年8月に高濃度の汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの観測用井戸1本の地下水から、放射性トリチウム(三重水素)が過去最高値の1リットル当たり7300ベクレル検出されたと発表した。この井戸は、漏えいタンクから東側(海側)に約50メートルの場所。さらに東側には汚染水対策の地下水バイパス計画用の地下水くみ上げ井戸があり、放射性物質濃度への影響が懸念される。
  東電によると、過去最高値を検出した水は26日に採取した。25日採取分の1リットル当たり6800ベクレルから同500ベクレル上昇した。東電は「タンクから漏れた汚染水が影響している」と分析し「今後も濃度を継続して監視していく」としている。