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4.10
第1原発・全430基の地上タンクで警報鳴らない状態(福島民友ニュース)
東京電力福島第1原発で8日、汚染水を保管する地上タンク2基で水位計に異常が生じた問題で、東電は9日、問題の2基のほかに水位計を取り付けてある約430基の地上タンク全てについても、水位の変動を知らせる警報音が鳴らない状態だったと発表した。
異常があった2基のうち、最初の1基は警報音が鳴らなかったため、監視役の東電社員が異変に気付くまで約2時間かかっており、あらためて現場の管理体制が厳しく問われる状況だ。
東電によると、水位計のデータを監視するモニターの画面には8日午前9時30分ごろ、異常を知らせる表示が出ていた。しかし、連動して警報音は鳴らず、社員が表示に気付いたのは同11時30分ごろだった。
その後の調査で、音声システムが起動していないことが判明、約430基のタンクで水位に異常が起きた場合でも警報音が鳴らない状態だったことが分かった。
東電は「警報音が鳴らなくなった時期は不明だが、これまでのデータの履歴を見ると異常があったのは2基だけ」とし、さらに詳しく原因を調べている。
汚染水対策、地下水のくみ上げ始まる 福島第一原発(朝日新聞)
(10日「福島原発 バイパス用地下水汲み上げ開始」本文記事参照)
汚染水処理設備 フィルターに一部欠損(NHK)
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の要の設備で放射性物質を取り除く性能が大幅に低下したトラブルで、汚染水に含まれる金属を取り除くフィルターに一部欠けている部分が見つかり、東京電力がトラブルの原因とみて調べています。
福島第一原発の汚染水処理設備「ALPS」は汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる対策の要ですが、先月18日、3つある処理系統のうち1つで、放射性物質を取り除く性能が大幅に低下し、東京電力は処理を中止して調査を行ってきました。
その結果、汚染水から放射性物質を含む金属を取り除く円筒状のフィルターで、金属が含まれる水と、取り除いたあとの水を仕切る樹脂製のシール材が幅およそ6センチにわたって欠けているのが見つかったということです。
このため、東京電力はシール材の欠けた部分を放射性物質を含む金属が通過した可能性があるとみてさらに詳しく調べています。
また、このフィルターは「ALPS」のほかの2つの処理系統でも使われているため、同じような異常がないか調べることにしています。
東京電力は、今年度末までに「ALPS」でタンクの汚染水をすべて処理することを目指していますが、今の試験的な運転を終えて本格的な運転へ移るめどは立っていません。
4.09
地下水バイパス きょうくみ上げ開始 東電 来月放出へ水質分析(福島民報)
(10日「福島原発 バイパス用地下水汲み上げ開始」本文記事参照)
4.08
安倍政権の「原発輸出」にトルコの市民団体が猛抗議(日刊ゲンダイ)
(9日「原発輸出にトルコ市民団体が猛抗議」本文記事参照)
原発適合審査 「合格=安全」広がる誇張(東京新聞)
(9日「原発適合審査 合格=安全 ではない」本文記事参照)
4.07
15~20分の1に低下 第一原発港湾外セシウム濃度(福島民報)
(8日「福島原発 港湾外セシウム濃度低下」本文記事参照)
東電と国の責任裁判で訴えたい 福島「原発と人権」集会閉会(しんぶん赤旗)
集団訴訟、賠償に理解 「原発と人権」全国研究集会(福島民友ニュース)
(8日「第2回『原発と人権』全国研究・交流集会が閉会」本文記事参照)
臨界から20年で運転3カ月 もんじゅ延命 政権固執(東京新聞)
(8日「高速増殖原型炉「もんじゅ」の延命に政権固執」本文記事参照)
福島原発廃炉で現在の倍の廃棄物 25mプール200杯の保管必要(東京新聞)
東京電力は7日、福島第1原発の廃炉作業で、放射線量が高いがれきなどを含めた廃棄物が2027年度までに新たに約56万立方メートル発生し、再利用や焼却ができない約16万立方メートルの保管が新たに必要との見通しを示した。
政府などとの現地会議で提示。東電によると、新たな保管施設は25メートルプールで200杯分以上の容量。一定期間保管した後は埋設する。
第1原発の敷地内では現在、30万立方メートル以上を保管中。20年度前半の開始を見込んでいる溶融燃料取り出しのため、建屋上部に残る高線量のがれきの撤去を進めることなどで廃棄物の量が増加する。(共同)
川内原発の放射能拡散 市民ら風船とばして調査(南日本新聞)
九州電力川内原発(薩摩川内市)で事故が起きた場合、放射性物質がどう拡散するかを調べるため、市民グループなどが6日、川内原発近くの久見崎海岸から500個の紙風船を飛ばした。昨年7月に続き2回目。
「原発なくそう!九州川内訴訟」の原告を中心とする実行委員会が企画。県内外から約100人が集まり、強風に苦戦しながらも一斉に飛ばし、南方面に流れた色とりどりの風船を見送った。
風船には連絡先を書いたカードを付けており、情報提供を求めている。連絡があり次第、ホームページで公開する。風船は環境に配慮した素材を使っているという。
1回目の実験で最も遠くまで飛んだのは、約110キロ離れた日南市北郷町で、3時間半後に確認された。
4.06
港湾外セシウム濃度急上昇 2日前の13~33倍 福島第一原発(福島民報)
(7日「福島原発 港湾外セシウム濃度急上昇」本文記事参照)
原発事故いまなお被害 福島で全国研究・交流集会(しんぶん赤旗)
原発事故と人権考える 福島で全国研究・交流集会(福島民友ニュース)
(7日「福島で第2回『原発と人権』全国研究・交流集会」本文記事参照)
港湾外セシウム濃度急上昇 2日前の13~33倍 福島第一原発(福島民報)
(7日「福島原発 港湾外セシウム濃度急上昇」本文記事参照)