2016年2月11日木曜日

原発ケーブル問題 東電が方針 柏崎原発

 再発防止へ「教育を徹底する」
新潟日報 2016年2月10日
 東京電力柏崎刈羽原発でケーブルが不適切に敷設され火災対策に不備があった問題で、東電の原子力部門改革を進める社内組織「原子力改革特別タスクフォース」の松本純一・事務局長代理は9日、記者会見し「重大な問題だ。教育を再徹底する必要がある」と述べ、再発防止策を講じる方針を示した。
 
 東電の調査では、柏崎刈羽原発1~7号機で、中央制御室床下の安全設備系のケーブルと別のケーブルが混在するなど、所内の計約2500本が不適切に敷設されていた。
 松本氏は不適切な敷設の一部が発電所建設当時から続いていたと説明。社員教育の強化や、専門知識を持った担当者による定期的な現場確認を徹底するとした。