小泉元首相は8日に都内で脱原発の講演をしたばかりですが、10日には福島県いわき市で講演をおこないました。
約1300人の聴衆に向かい、「福島の原発を全て廃炉にするのは国民の常識」、「原発ゼロは空想でも幻想でもない。事実が証明している」と述べました。
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小泉氏「廃炉は国民の常識」 福島・いわき市の講演で訴え
東京新聞 2016年2月10日
東京電力福島第1原発事故で多くの避難者が生活する福島県いわき市で10日、小泉純一郎元首相が約1300人を前に講演し「福島の原発を全て廃炉にするのは国民の常識。福島をお手本に、やりがいがあり夢がある原発ゼロを目指して頑張ろう」と訴えた。
第1原発の6基は廃炉が決まっているが、福島第2原発の4基は、県が再三にわたって廃炉を求めているにもかかわらず、東電は方針を示していない。
小泉氏は、事故後、原発に頼らず生活できていることに触れ「原発ゼロは空想でも幻想でもない。事実が証明している」と強調。「いつかゼロにしようという総理が出ることを期待している」と述べた。(共同)