福島原発事故で放射能汚染水が海に流出した問題で、東電と新旧経営陣32人を福島地検が29日、不起訴処分とした件について、福島原発告訴団は13日に、不起訴処分を不服として福島検察審査会に審査を申し立てることになりました。
告訴団の武藤類子団長は「不起訴は納得がいかない。検察審査会でもう一度、調べてほしい」としています。
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3月31日 汚染水漏れ東電不起訴 告訴団「納得できず」検審申立て検討
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13日検察審申し立て 原発告訴団 東電役員不起訴受け
福島民報 2016年4月7日
東京電力福島第一原発事故に伴い汚染水を海に流出させたとして、東電と新旧役員32人を公害犯罪処罰法違反の疑いで告発した福島原発告訴団は13日、福島地検の不起訴処分を不服として福島検察審査会に審査を申し立てる。告訴団が6日、発表した。
福島地検は3月29日、東電と新旧役員32人全員を「汚染水排出は立証が困難」などとして不起訴処分とした。
告訴団の武藤類子団長は「不起訴は納得がいかない。検察審査会でもう一度、調べてほしい」としている。
告訴団は平成25年9月に県警に告発した。県警は昨年10月、新旧役員32人と東電を書類送検し、福島地検が捜査した。