東京新聞 2016年04月09日
東京電力福島第1原発事故で精神的苦痛を受けたとして、福島市や郡山市など中通りに住む女性ら約50人が22日に、東電に損害賠償を求めて福島地裁に提訴することが8日、住民への取材で分かった。
提訴する住民でつくる「中通りに生きる会」によると、提訴するのは20~70代の主に女性で、請求額は被害に応じて各住民で異なるが、1人当たり100万~800万円程度だという。同会世話人代表の平井ふみこさんは福島民友新聞社の取材に対し、「中通りの住民も被害を受けていることをわかってほしい」と話した。