共同通信 2016年4月13日
電気事業連合会が13日発表した2015年度の電力10社合計の発受電電力量(速報)は前年度比3・3%減の8644億5千万キロワット時で、5年連続のマイナスだった。夏の気温が前年よりも低く、冬の気温は高めだったため、家庭などの冷暖房需要が減少した。
原発は、昨年8月以降、九州電力川内原発(鹿児島県)や関西電力高浜原発(福井県)が再稼働したことから、2年ぶりに設備利用率(稼働率)がゼロを脱した。
節電の定着に加え、新規参入の電力会社(新電力)から電力を購入する企業が増えたことも発受電電力量が減った一因とみられる。