飯舘村、福島市、南相馬市など6市町村の放射性廃棄物と福島市・南相馬市・国見町の下水汚泥を焼却する設備(環境省が運営)が飯館村に完成し、25日、火入れ式が行われました。
日処理量は240トンで3年を目処に処理し、処理しきれない場合は最大2年延長します。
焼却処分の場合は、排燃焼ガスやリーク煤塵中への放射性物質の混入の防止がポイントですが、その性能は十分なのでしょうか。
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焼却減容化施設火入れ 飯舘
福島民報 2015年11月26日
飯舘村など6市町村の放射性廃棄物を受け入れる焼却減容化施設の火入れ式は25日、同村蕨平(わらびだいら)で行われた。
施設を運営する環境省や村民合わせて約100人が出席した。丸川珠代環境相と内堀雅雄知事、菅野典雄村長、小林香福島市長がそれぞれあいさつし、点火スイッチを押した。丸川環境相は「福島の復興に重要な施設だ。安全に運用する」と述べた。県の安全性検査を受け、来月15日ごろに稼働する。
放射性物質を含んだ廃棄物を広域的に集約して処理する施設は初めて。飯舘村の除染廃棄物や家屋の廃材、福島と南相馬、伊達、国見、川俣の5市町の稲わら、福島と南相馬、国見の3市町の下水汚泥を焼却する。処理能力は1日当たり240トン。
3年間にわたり使用し、廃棄物の残量に応じて最大で2年間延長する。焼却灰は放射性物質濃度が1キロ当たり10万ベクレル以下の場合、富岡町の管理型処分場に移送する計画。10万ベクレル超は中間貯蔵施設に搬出する。