2015年11月19日木曜日

浜岡再稼働反対署名17万人 玄海差し止め訴訟 原告1万人に

 東海地震の予想震源域のほぼ中央にあり、世界で最も危険な原発といわれている中部電力浜岡原発の再稼働に反対する署名の実行委員会は17日、静岡県内外から寄せられた約17万2400人分の署名を県に提出しました
 今後1年間を再稼働議論のヤマ場とみて、川勝平太知事に対し再稼働に同意しないよう求めました。
 
 佐賀県など、原発再稼働に反対する市民が玄海原発(東松浦郡玄海町)全基の操業差し止めを求めている訴訟で、原告数が目標の1万人を超える見通しになりました
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「浜岡再稼働認めないで」 静岡県に署名17万人分
静岡新聞 2015年11月18日
 中部電力浜岡原発の再稼働に反対する「浜岡原発の再稼働を認めないで!県下一斉署名」の実行委員会は17日、静岡県内外から寄せられた約17万2400人分の署名を県に提出した。今後1年間を再稼働議論のヤマ場とみて、川勝平太知事に対し再稼働に同意しないよう求めた
 伊藤通玄静岡大名誉教授ら呼び掛け人と署名活動に参加した県内25団体の代表者が県庁を訪れ、黒田晶信・県危機管理監代理に目録を手渡した。
 提出に先立ち、呼び掛け人の林弘文静岡大名誉教授は「浜岡原発は一刻も早く廃炉にする必要がある」と述べた。黒田代理は「しっかり知事に報告する」と応じた。
 実行委は署名活動を続け、来秋をめどに第2次提出を行う。
 
 
玄海原発差し止め訴訟、原告1万人に
佐賀新聞 2015年11月18日
 佐賀など九州を中心に、原発再稼働に反対する市民が国と九州電力を相手に玄海原発(東松浦郡玄海町)全基の操業差し止めを求めている訴訟の原告数が、目標の1万人を超える見通しになった。約250人が19日、佐賀地裁に追加提訴する。
 
 原告団は長谷川照・元佐賀大学長を団長に2012年1月、原発訴訟では全国最大規模の1704人で提訴。「再稼働反対の声が根強い世論を裁判に反映させよう」と訴訟参加者を募り、追加提訴を続けてきた。
 すでに提訴している原告のうち、福岡県在住が半数以上の約5千4百人を占め、次いで佐賀県が約2千人。韓国や中国など海外からも30人が加わっているほか、作家の片山恭一さんや評論家の佐高信さんら著名人も名を連ねる。
 
 訴訟はこれまで14回の口頭弁論が行われ、原告側は福島第1原発事故の深刻な被害や国の新規制基準の問題点などを挙げ、「操業は憲法で保障されている人格権や生存権を侵害する」と主張。一方、九電側は事故対策は十分で地震や津波に対する安全性は確保しているとして、「重大事故が起きる具体的危険性はない」と請求棄却を求めている。