福島民報 2015年11月10日
環境省は12月から福島市の除染廃棄物のパイロット(試験)輸送を開始する。市が9日、発表した。
市内大波地区の仮置き場にある除染土壌など約千立方メートルを10トントラックで双葉町の中間貯蔵施設建設予定地へ輸送する。115号国道と常磐自動車道を通るため伊達市、飯舘村、南相馬市などを経由する。作業期間は約1カ月を予定。
市内では除染廃棄物の現場保管が続いている。小林香市長は「市復興事業の加速化へ一歩前進した。環境省には確実な輸送と安全対策に万全を期してほしい」とコメントした。