2015年11月15日日曜日

13日(金) 官邸前に1000人 反原連抗議行動

 13日、首都圏反原発連合(反原連)主催の首相官邸前抗議行動に、1000人が参加しました。
 「核燃料サイクル」の破たんが明らかになるなか、もんじゅはもうなくすしかない。安倍政権は原発をやめるべきだとの声もあがりました。
 原発がゼロになる日まで運動し続ける、という声も聞かれました
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反原連官邸前 「もんじゅは廃炉」
しんぶん赤旗 2015年11月14日
 首都圏反原発連合(反原連)は13日、首相官邸前抗議行動を行いました。「核燃料サイクル」の破たんが明らかになるなか、「『もんじゅ』はもうなくすしかない。安倍政権は原発をやめるべきだ」との声もあがりました。
 
 愛媛県新居浜市から抗議に駆けつけた参加者(68)は国会正門前でスピーチしました。「先日、地元で避難訓練が行われましたが、住民全員の避難は不可能です。絶対に伊方原発の再稼働は許せない。一緒に声をあげ続けましょう」と訴え、コールしました。
 東京都豊島区から参加したのは、そろって67歳の夫妻です。夫妻は「ふるさとが伊方原発から5キロの八幡浜市です。南予の美しい山と海を子孫に残すために原発に反対しています」といい、夫妻は「子どもたちのために全ての原発を廃炉にするまで頑張ります」といいます。
 東京都新宿区の男性(48)は「福島に住んでいた知人は、福島原発事故で家族と離れ離れの生活を強いられている。事故がなかったかのように原発再稼働を進めるやり方は許せない。ここで声をあげていきます」と話しました。
 
 日本共産党の田村智子参院議員、藤野保史衆院議員が、国会前でスピーチしました。田村議員は、「もんじゅ」は廃炉にするしかないと指摘。藤野議員は「再稼働を進めようとする安倍政権は退陣を」と訴えました。
 この日の行動には、1000人(主催者発表)が参加しました。
 
 
「金曜日の声 官邸前」原発ゼロまで運動
東京新聞 2015年11月14日
東京都中野区の介護ヘルパー水越淑子(よしこ)さん(55)
 原発を減らさないと子や孫の世代に申し訳が立たない。「もんじゅ」に多額をつぎ込んできたが、点検漏れなどで民間企業ならとうに淘汰(とうた)されている状況。声を上げ続け、廃炉に持ち込みたい。
 
東京都江戸川区の会社員服部至道(のりみち)さん(40)
 今も10万人以上の福島県民が避難生活を送っていることを常に考え、寄り添いたい。まずは一つ一つの原発の再稼働を遅らせる。子どもたちの未来のため、原発がゼロになる日まで運動し続ける。
 
写真
原発再稼働に抗議の声を上げる人たち=潟沼義樹撮影