佐賀新聞 2015年10月31日
玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に反対する市民が九州電力を相手取り運転の差し止めを求めている訴訟で30日、新たに226人が佐賀地裁に追加提訴した。原告グループは玄海3号機のプルサーマルをめぐる訴訟(福岡高裁で係争中)なども起こしている。追加提訴で原告数は計349人となった。
今回の提訴は3号機だけを対象としたが、今後全基の運転差し止めに併合する方針。訴状によると、原告側は3号機に対する基準地震動の過小評価や経年劣化による配管損傷などの問題点を主張し、「重大事故の可能性や事故対策の不備など安全性は保証されておらず、再稼働は許されない」としている。