柏崎刈羽原発の防火壁で配管などを通す工事をした際、配管と壁の間にできた隙間に適切な防火処置を施していない箇所が、1~7号機で合計60カ所見つかりました。
東電は、「新規制基準には抵触しない」が建築基準法に抵触するとして補修工事を進めるとしていますが、なぜ抵触しないのか不思議に思います。
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防火壁に穴60カ所=柏崎刈羽原発、規制庁が確認へ-新潟
時事通信 2017年11月28日
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の防火壁で適切な防火処置が施されていない穴が約60カ所見つかり、原子力規制庁は28日、近く現場を確認することを明らかにした。同原発6、7号機は原子力規制委員会が新規制基準に適合すると認めており、新基準に照らし問題がないか確認する。
東電によると、2号機原子炉建屋で7月、防火壁の貫通部に防火処置をされていない部分が2カ所見つかった。防火壁に配管などを通す工事をした際、配管と壁の間にできた隙間に、適切な防火処置を施していなかった。東電が1~7号機の防火区画を点検した結果、同様の穴が他に60カ所見つかった。
同原発6、7号機には計17カ所あったが、東電は「新規制基準には抵触しない」と説明。一方で、建築基準法に抵触するとして、穴を不燃材で埋める補修工事を進める。